リーガルハイ2は、前作リーガルハイの好評を受けて制作された法廷を舞台にしたテレビドラマです。
また時期としては主演の堺雅人が前期に社会現象を巻き起こす大ヒットになった「半沢直樹」を演じた直後ということもあって、かなり大注目を受けることになったものでもあります。
もっとも「半沢直樹」の大ヒットは当初から予定されていたものというよりも世相的にちょうどマッチしたことと堺雅人の好演もあって突然に突出していったものであり、「リーガルハイ」はそれ以前からかなり良質なドラマとして知られたものでした。
まず前作リーガル・ハイの内容からおさらいをしてみると、2012年から連続テレビドラマとして制作をされたものです。
最近のドラマの傾向として人気のマンガや小説を原作にしたものが多いのですが、このリーガル・ハイは珍しく古沢良太脚本による完全オリジナルテレビドラマです。
細かいことを言えば、1作目は「リーガル・ハイ」とタイトルの中に「・」が入りますが、2作目では「リーガルハイ2」と点がなくなっています。
主人公は堺雅人演じる古美門研介(こみかどけんすけ)で、敏腕弁護士としてそれまで数々の法廷で勝訴を勝ち取ってきたという経歴があります。
そこに真面目で正義感の強い新人弁護士である黛真知子(まゆずみまちこ)という新垣結衣演じる女性が関わってくることから物語はスタートします。
黛真知子は弱者救済という使命感をもって弁護を担当していきますが、うまく勝訴をとることができません。
そこでかつて同じ弁護士事務所に在籍していたという古美門研介を紹介されるのですが、「正義は金で買える」と言うほど正反対の性格をしています。
物語はそんな真逆の2人がどう距離を縮めていくかということに合わせて、現代にありがちな法律の問題を取り入れるというスタイルになっています。
リーガルハイ2ではその続きというふうになるのですが、第一話で古美門研介が人生初の敗北となる敗訴を経験することから、そのときに受けた死刑判決をどう覆していくかということが大きな筋となっていきます。
物語では、偏屈な人格破綻者である古美門研介をはじめとし、黛真知子や登場する判事などが口にするちょっとスパイスのある名言が登場することも人気の理由の一つになっていました。
あらすじだけを見ると固い法廷もののようですが、ドラマでは堺雅人の怪演ぶりもあってかなりコミカルな内容で進んでいくので安心してみていられます。