お客様を招いてのホームパーティーやお茶会の時には、ちょっとしたおつまみにもなる一口料理があるととても盛り上がりますよね。
先日ちょっとした御縁で以前同じ会社に勤めていた方の自宅におじゃまをする機会があったのですが、そのときに出してもらった料理がとてもおしゃれでおいしかったのでかなり感動をしました。
その方は、「夫はこういう小さい料理がちまちまあるのを好まないので、女性が多く集まる機会でしか披露ができない」という愚痴ともノロケともとれるようなことを言っていましたが、出された料理はとてもかわいらしく、そのままインテリアにしてもいいんじゃないかと思えるような美しさのあるものでした。
話はそれますが、世間一般的には男性は確かに小さな料理は好まないようですね。
大皿に乗った麻婆豆腐や回鍋肉のようなガッツリお腹いっぱい食べられる料理や、肉じゃがやカツ丼のような一品料理をたくさん出した方が喜ばれる傾向にあるようです。
私も個人的に話を聞いたときには、女性に好まれるような大皿の中に指先くらいの料理を4箇所くらい乗せてソースで飾るといった料理は「何がメインなのかよくわからない」ので、手をかけるわりにはそれほど喜ばれないということです。
胃袋で男性の心をゲットしたいと思う女性は、この点よく踏まえておいた方がよいかもしれません。
ところで、そのお宅で出された料理の中でも私が特に気に入ったのがじゃがいものキッシュでした。
キッシュというのはパイ生地の中にマッシュ状にした野菜などを入れて焼いた料理なのですが、ピザほど重くなく、また使用する食材によってはかなりヘルシーな仕上がりになるので、お茶受けやワインにピッタリのメニューとなります。
私が頂いたのはじゃがいもとベーコンのキッシュで、パイシートの上できつね色に表面を焦がしたじゃがいものマッシュは本当においしくて数日忘れられない味付けであったくらいです。
本式の作り方ではパイ生地から自分で作るらしいのですが、もし自宅で作るというときにはパイシートを購入してそこに中身を詰めるようにすればわりと簡単に作ることができます。
じゃがいもの場合、よく茹でて柔らかくしたあとマッシャーで丁寧に潰してそこに味付けをすればそれだけでおいしく食べることのできるサラダになります。
キッシュにするためにはパイ皿の上にシートを乗せて中央にじゃがいもマッシュを詰め、あとはオーブンで焼き上げます。