学生時代から編み物を得意にしてきた私ですが、今年はちょっとデザインに凝ったものを編んでみることにしました。
マフラーは細長くまっすぐ編むだけの簡単なもののように思えますが、反対にシンプルなだけにころうとすればいくらでも工夫ができる奥の深いものであったりもします。
自分で探すときには「このくらの長さならちょうどいいのにな」と思ったり「ここの色がちょっと」というふうに、なかなか好みピッタリのものというのは見つけにくいものです。
そこで自分で編めるマフラーのレパートリーを増やしていくことで、より自分の理想に近いものを作ることができるようになります。
これまでも、防寒性を重視した厚手のマフラーや、ちょっとおしゃれな透かし編みのマフラーなどちょっとした工夫を加えたものをいくつか作ってきています。
今年挑戦をしたいと思っているのが、北欧柄のマフラーです。
北欧風の模様では、幾何学的な模様や花など植物をモチーフにしたものが繰り返されるようなパターンが多くなっています。
また白をうまく使うというのも北欧柄の特徴です。
一見難しそうに見えますが、最初にパターンを覚えてしまえば初心者でも気軽に挑戦できます。
お店ではまず滅多に見ることのできないものなので、個性的なマフラーが欲しいという人にとってはまさにぴったりです。
北欧風のマフラーの柄としては格子状に模様を重ねていくというパターンと、マフラーのどこか一か所にラインのようにして柄を敷いていくというパターンがあります。
太さの違うボーダー模様と合わせ技でつけていくとより完成度は高くなります。
ちょっと難易度の高いマフラーを作っていると自然と昔のことが思い出されてきたりします。
私がマフラーを初めて編んだのはたしか小学校くらいのことで、そこで手芸クラブの課題として教えてもらったという記憶があります。
その時にはなかなか簡単に編み上がらないことにイライラしたりもしていましたが、今ではそのゆっくりさがまた心地良いものになってきています。
仕事の合間などにこうしてマフラーを編んでいるとつい没頭してしまうというか、ちょっとしたストレス解消になったりもします。
うまく言えませんがきっと私自身が単純な反復運動が得意で、それをしていると気持ちをリラックスできる性格なんだと思います。
集中力を思いっきり使って作業をするというのも楽しいものなので、ぜひまだ編み物をしたことがない人は挑戦をしてもらいたいですね。