私は昔から姿勢がよくないせいか、ひどい肩こりに悩んできました。
最近では肩こりだけでなく腰痛も感じやすくなってきたので、一度しっかりと整体などで体の歪みを直した方がいいんじゃないかと思い始めてきたところでもあります。
おそらくこれを読んでいる方にも、肩こりを慢性的に感じているという人もいるかと思いますが、それを解消するためにはストレッチがとても効果があります。
肩や腰はストレッチがしやすく、また効果が出しやすいのでお気に入りのものをいくつか覚えておいて、習慣としてやるようにしてみてはどうでしょうか。
私が一番今気に入っているのが、肩甲骨をほぐすストレッチです。
肩甲骨はどちらかというとストレッチできる部位としては有名ではなく、腰や股関節など骨盤の歪みを矯正するためのものの方が使用する人が多くなっていました。
ところが近年の研究では肩の部分を鍛えることで「褐色脂肪細胞」という脂肪を燃焼させるための細胞を活発化させることができるので、ダイエットやスタイルアップに大変効果があるということが言われるようになっています。
肩甲骨のストレッチをしておくことは、将来必ず訪れる「四十肩」や「五十肩」の予防にもなります。
四十肩や五十肩とは、筋肉が凝り固まってしまって腕を肩から上に伸ばすことができなくなってしまう状態のことです。
そこで、日常的にしっかりと肩を回すトレーニングをしておけば、突然腕が上がらなくなってしまうということもなく、健康的な肩の稼働をしていくことができます。
また一見離れているので無関係に見える肩甲骨と骨盤ですが、背骨を通じてつながっていることから、肩甲骨の開閉をすることが骨盤の歪み矯正にも大きな効果をもたらしてくれます。
それとなんといっても肩甲骨のストレッチで得られるメリットは、首周りや肩周りがすっきりとすることで、薄着になったときにきれいな胸元をつくることができるということです。
女性らしいファッションとしてVネックなど胸元が開いたものを着用することもありますが、体型にかかわらず鎖骨が埋まってしまっていたり、肩全体がむくんでなんとなくずんぐりした印象になってしまっている人もいます。
そこで肩甲骨のストレッチをしていくことで、肩のシルエットをすっきりとさせることができ、思い切って肩を見せる洋服を選ぶことができます。
おすすめの肩甲骨ストレッチの方法としては、まず体をまっすぐにして立ち、両腕を耳につけるように縦にあげます。
そのあと左右交互に肩甲骨から上に思いっきり上げるという動作をしていきます。
このとき精一杯肩甲骨をずらすようにすると、かなり大きな音がすることもあります。
慣れてくると肩甲骨が「はがれる」という感触が得られるので、その感じを今度は左右への稼働などで行うこともできるようになります。
あまりにも気持ちがよいストレッチなので、今では仕事の合間やちょっとした日常の待ち時間などでも肩甲骨をはがすような動作をしてしまっています。