永作博美の好演が評判だったドラマ
「四つの嘘」は大石静の新聞連続小説を原作に作られた連続ドラマです。
産経新聞で連載をされていたのは2004年でしたが、ドラマはそれから送れること2008年になってから連続ドラマ化となりました。
内容は私立女子高の同級生だった4人の女性が大人になってから再会をしたという設定からスタートするそれぞれの恋愛や家庭の問題を扱ったヒューマン・ドラマです。
主人公である永作博美演じる原詩文は高校時代から大人びた雰囲気のある女性で、かつて同級生の一人から彼氏を奪って計画的に妊娠までしたというような悪女設定です。
しかしその結婚生活が破綻して離婚となったあと、ある事故がきっかけでかつての同級生が関わる不倫が明るみに出ていくといったところからストーリーが広がっていくことになります。
主軸になる同級生役には永作博美の他、羽田美智子や寺島しのぶ、高島礼子といった豪華なメンバーが並んでいたこともまたドラマの華になりました。
40代の女性ならではの色気が満載
普通40代の女性を扱ったドラマというと家庭内不和や子供の問題といったどこか所帯じみたものが多かったように思いますが、この「4つの嘘」は40代になってからというかむしろ40代から出せる色気を前面に出した構成でした。
特に主演の永作博美が6年ぶりのドラマ出演にもかかわらずかなりの存在感を見せていたということも大きな注目点です。
高校生時代の思い出が長い年月を経て関わりを見せてくるというのもサスペンスの要素として最後まで話を引っ張っていき、一癖も二癖もある40代女性たちの魅力が満載のドラマになっています。